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本日3月11日 19:00解禁!ヴァン・ド・ミチノク2023

本日3月11日 19:00解禁!ヴァン・ド・ミチノク2023 個人的にも毎年心待ちにしてるワインのひとつです。今年も19:00より開けてます。グラスでのみ開けます。無くなり次第終了となります。 以降、資料より転載ーーーーーーーーーーーーーーーーー~ ヴァン・ド・ミチノク ~  
「同じ空の下、 同じワインで 心寄せる一日に。」東北6県から集めた葡萄のみを原料に造られた VIN de MICHINOKU。2023年がリリースです。 タケダワイナリーが醸造しました。カシス・フランボワーズなどのベリー感の後に、スパイシーなうまみ感。滋味ある味わいに仕上がっています。  
ブドウ内訳 2023青森 スチューベン      岩手 リースリングリオン    秋田 富士の夢、スチューベン    宮城 メルロ、マスカット・ベリーA          山形 リースリング、マスカット・ベリーA福島 山ソーヴィニヨン  
『ミチノクの2023年は・・』  
2023年ヴィンテージ【冬】2022年12月~2023年2月暖かい日と寒い日が交互に来るような気候でした。強い寒気の影響で大雪になる日もありましたが、その後冬型の気圧配置が緩み暖かく晴れの日がありました。結果、真冬日も近年と比べれば多かったのですが、かなり暖かい日もあり、寒い日にサラサラした雪が沢山降り暖かな日に融雪を繰り返しました。根雪はあったものの平均すると積雪はそれほど多くなく、気温も例年より暖かくなっています。  
【春】3月~5月冬と同様に、寒い日と暖かい日の差が極端な気候でした。3月中旬や4月上旬に積雪や、4月中旬に朝夕の冷え込みが厳しく降霜がありました。サクランボ・洋梨など果樹に大きな凍霜害が出ました。ブドウは新芽に少し被害がありましたが、大事には至りませんでした。暖かく晴れの日も多く、4月5月で夏日・真夏日がありました。結果的に3~5月の平均気温は1949年の調査開始以来の高温となり、降水量も少ないものでした。ワイナリーの桜の開花も4月1日とかなり早く、ブドウの萌芽も早かったのですがその後の寒気で生育が足踏みになり、芽出しが揃わない品種もありその後の生育に影響がでました。  【夏】6月~8月冬~春の積算温度が例年より高かった為、6月のブドウの開花は例年よりすべて一週間以上早くなりました。6月7月は夏日・真夏日の日があり線状降水帯の発生で急な豪雨や、梅雨前線の停滞などによる雨で、蒸し暑いものでした。7月 15 日19 日にかなりまとまった雨があり、肥大期~ヴェレーゾン期のブドウへ影響がありました。7 月 22 日の梅雨明け宣言の後は、太平洋高気圧に覆われ晴れが多くなり8月は記録的に雨が少ないものでした。記録的な高温が続き、最高気温はほとんど夏日か真夏日で、最低気温は 23°Cを下回らない日も多くありました。この時期は、早生種はヴェレーゾンを経て登熟に向かい、晩成種はヴェレーゾンになりますが、すべてにおいて、酸の低下、色素が薄いなどの高温による弊害が見られ、農家さんによっては根の張りが浅い圃場で水不足の影響もでていました。  
【秋】9 月~10 月9 月になっても、南から暖かい空気が流れ込み近海の海面水温が記録的に高く、上中旬の最高気温は 30°Cを下回らず、最低気温も 20°C以上の暖かい日が続きました。また、9 月上中旬は、台風 13 号から変わった熱帯低気圧、前線や低気圧の影響を受け雨の日が多く雨続きとなり、成熟期後期を迎えたマスカット・ベーリーA種をはじめとした黒系品種に大きな影響がでました。10 月に入っても秋とは思えない暖かい日が続き、収穫を迎えました。  
このように、今年は今までにない高温が続き夜の気温も高いままでした。また、雨が少ない夏というイメージとは裏腹に、急な豪雨や雨の日が数日間続いたりしました。ブドウにとっては厳しい年となり、酸が低下してしまい果皮が薄く色素も物足りないものでした。しかし、岩手の髙橋葡萄園さんのリースリングリオン種とタケダワイナリーのリースリング種の白ブドウを初めて使用する事を受け、逆転の発想で醸しを行いました。果皮の薄さ、酸の少なさなど「ないない」と考えず、「あるものを引き出す」という考えです。東北各地から皆さんがいろんな品種のブドウを運んでくださいました、“沢山の品種がある”。白ブドウも始めて加わりました、“白系ブドウの上品さがある”。今年は山形だけでなく東北地全体がこのような気候でブドウには厳しいものでしたが、そのなかでも皆さん大切なブドウを提供してくださいました、“選りすぐりのブドウがある”。。。醸造もかなり慎重に行いながら、かつ新しい試み(醸しいつもより長めにする、ピジャージュのみで回数をすくなくするなど)をどんどん取り入れながら行いました。ミネラル感がありグリーンなハーヴの印象と、チェリーや山ぶどうの果実感もある。色は薄いですがうまみ感の多いワインに仕上がりました。 今年は、1 月 1 日に大きな災害がありました。被害にあわれた能登の皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

本日3月11日 19:00解禁!

ヴァン・ド・ミチノク2023

個人的にも毎年心待ちにしてるワインのひとつです。今年も19:00より開けてます。

グラスでのみ開けます。
無くなり次第終了となります。

以降、資料より転載

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
~ ヴァン・ド・ミチノク ~
  
「同じ空の下、 同じワインで 心寄せる一日に。」
東北6県から集めた葡萄のみを原料に造られた VIN de MICHINOKU。
2023年がリリースです。

タケダワイナリーが醸造しました。
カシス・フランボワーズなどのベリー感の後に、スパイシーなうまみ感。滋味ある味わいに仕上がっています。
  
ブドウ内訳 2023
青森 スチューベン      
岩手 リースリングリオン    
秋田 富士の夢、スチューベン    
宮城 メルロ、マスカット・ベリーA          
山形 リースリング、マスカット・ベリーA
福島 山ソーヴィニヨン
  
『ミチノクの2023年は・・』
  
2023年ヴィンテージ
【冬】2022年12月~2023年2月
暖かい日と寒い日が交互に来るような気候でした。強い寒気の影響で大雪になる日もありましたが、その後
冬型の気圧配置が緩み暖かく晴れの日がありました。結果、真冬日も近年と比べれば多かったのですが、
かなり暖かい日もあり、寒い日にサラサラした雪が沢山降り暖かな日に融雪を繰り返しました。
根雪はあったものの平均すると積雪はそれほど多くなく、気温も例年より暖かくなっています。
  
【春】3月~5月
冬と同様に、寒い日と暖かい日の差が極端な気候でした。3月中旬や4月上旬に積雪や、4月中旬に朝夕の冷え込みが厳しく降霜がありました。サクランボ・洋梨など果樹に大きな凍霜害が出ました。ブドウは新芽に少し被害がありましたが、大事には至りませんでした。
暖かく晴れの日も多く、4月5月で夏日・真夏日がありました。結果的に3~5月の平均気温は1949年の調査開始以来の高温となり、降水量も少ないものでした。
ワイナリーの桜の開花も4月1日とかなり早く、ブドウの萌芽も早かったのですがその後の寒気で生育が足踏みになり、芽出しが揃わない品種もありその後の生育に影響がでました。

【夏】6月~8月
冬~春の積算温度が例年より高かった為、6月のブドウの開花は例年よりすべて一週間以上早くなりました。
6月7月は夏日・真夏日の日があり線状降水帯の発生で急な豪雨や、梅雨前線の停滞などによる雨で、蒸し暑いものでした。7月 15 日19 日にかなりまとまった雨があり、肥大期~ヴェレーゾン期のブドウへ影響がありました。
7 月 22 日の梅雨明け宣言の後は、太平洋高気圧に覆われ晴れが多くなり8月は記録的に雨が少ないものでした。記録的な高温が続き、最高気温はほとんど夏日か真夏日で、最低気温は 23°Cを下回らない日も多くありました。この時期は、早生種はヴェレーゾンを経て登熟に向かい、晩成種はヴェレーゾンになりますが、すべてにおいて、酸の低下、色素が薄いなどの高温による弊害が見られ、農家さんによっては根の張りが浅い圃場で水不足の影響もでていました。
  
【秋】9 月~10 月
9 月になっても、南から暖かい空気が流れ込み近海の海面水温が記録的に高く、上中旬の最高気温は 30°Cを下回らず、最低気温も 20°C以上の暖かい日が続きました。また、9 月上中旬は、台風 13 号から変わった熱帯低気圧、前線や低気圧の影響を受け雨の日が多く雨続きとなり、成熟期後期を迎えたマスカット・ベーリーA種をはじめとした黒系品種に大きな影響がでました。
10 月に入っても秋とは思えない暖かい日が続き、収穫を迎えました。
  
このように、今年は今までにない高温が続き夜の気温も高いままでした。また、雨が少ない夏というイメー
ジとは裏腹に、急な豪雨や雨の日が数日間続いたりしました。ブドウにとっては厳しい年となり、酸が低下
してしまい果皮が薄く色素も物足りないものでした。
しかし、岩手の髙橋葡萄園さんのリースリングリオン種とタケダワイナリーのリースリング種の白ブドウを
初めて使用する事を受け、逆転の発想で醸しを行いました。果皮の薄さ、酸の少なさなど「ないない」と考えず、「あるものを引き出す」という考えです。

東北各地から皆さんがいろんな品種のブドウを運んでくださいました、“沢山の品種がある”。白ブドウも始めて加わりました、“白系ブドウの上品さがある”。今年は山形だけでなく東北地全体がこのような気候でブドウには厳しいものでしたが、そのなかでも皆さん大切なブドウを提供してくださいました、“選りすぐりのブドウがある”。。。醸造もかなり慎重に行いながら、かつ新しい試み(醸しいつもより長めにする、ピジャージュのみで回数をすくなくするなど)をどんどん取り入れながら行いました。ミネラル感がありグリーンなハーヴの印象と、チェリーや山ぶどうの果実感もある。色は薄いですがうまみ感の多いワインに仕上がりました。

今年は、1 月 1 日に大きな災害がありました。被害にあわれた能登の皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

2024-03-11 | Posted in blogComments Closed